そしてカバたちはタンクで茹で死に

金もなくぼろぼろのシャツを着てうつろな眼でタバコをふかし寝もせずに湯も出ないアパートの超自然的な田舎の暗闇でジャズを瞑想してる

孤独に鮮やかなヴァイオレット

 

ここ2ヶ月くらい部屋に花を飾っている。

職場の先輩んちに行った時、でかい花瓶にでかい百合が飾ってあったのがすげーーーーー良かったから真似した。親友の命日の前日に庭のバラをつんできて、適当な空き瓶に飾ったのが始まりだった。今は花を飾ること自体にはまってて、毎週土曜か日曜に花屋に行っている。

花があると部屋が明るく見えるのがいい。いいにおいするし、クソみたいな部屋の中に自分以外の生命を感じられるところもいいな〜となった。お花はみんな可愛くてえらいね〜

めちゃくちゃ可愛いだけに、一週間かそこらで枯れてしまうのがつらい。最初に飾ったバラが枯れたとき無性に寂しくて、"It’s better to burn out than to fade away" (徐々に色褪せていくなら、いっそ燃え尽きた方がいい)じゃんか……と思って、茶色くしおれた白いバラをどうすることもできず、3日くらいそのまま飾っていた。(捨てな。)

女の子っぽいものはだせーし似合わないから嫌 て感じで生きてきたので、花を飾るとかちょっとした革命のようだ。お花がダサくなくなったのは、ザ・スミスモリッシーがステージ上でグラジオラスの花をぶん回してるのが衝撃的なかっこよさだったことが原因なので、お花のかっこよさと可愛さと一緒に自分がめちゃくちゃミーハーなやつだと気づくこともできて、モリッシーに頭が上がらない。スミスめちゃくちゃかっこいいです。There is a light that never goes outとHeavens knows I'm miserable manとAsleepとかThe queen is deadが好きです。ありがとうモリッシー

 

最近花屋にメッチャりんどうが置いてある。よく分からんけど、りんどうは人間がふつうに着物着て和歌読んでた時代から夏いつまでも咲いてる花として知られてたようなので、たぶん季節の花だと思う。この前買ってみたら、3か所くらいに別れてぼこぼこ咲いてるのが可愛くて好きになった。青と紫の中間みたいな色のやつ。花言葉が「誠実」「正義」「悲しみにくれるあなたを愛する」「淋しい愛情」とか、報われない感じがするところも好きだ。 背が高い花なので、でかい花瓶を買ってきた。

 

親友に白いバラをやったら、お前花が似合う男だな〜…と今更気づいてしまったので、花を選ぶ基準が親友に似合うかどうかになっている。重すぎだと思うけど、もう気が済むまで好きに弔うことにした。じゃないと私はどこにも行けない気がする。前は毎月31日のド深夜に死にたくなるほど辛くなってたはずだけど、そんなことすっかり忘れてた。こうやって少しずつ大丈夫になっていくのか?許せないなあとか思う。まあいいや。親友は黄色が好きだからか知らんが、黄色い花がめっちゃ似合う。青も似合う。そういうわけなので今週もまたりんどうとオレンジのガーベラとひまわりを買った。

 

お母さんにりんどうってカワイイね〜と言ったら「可愛くてよかったけど、りんどうって仏様の花にも入ってるからさあ…」と言われて、それまでの「可愛くてサイコー!」みたいな気持ちが嘘のようにしぼんで、 いきなりぶちへこんでる自分が弱すぎてウケている。仏花とか一石二鳥やん(笑)みたいに思うことにしたけど、それがまたつらい。もうすぐ盆がくるので余計に憂鬱。私の誕生日から1ヶ月くらいに盆が来る。私だけ歳取っていく。もう二歳差になってしまった。

 

ひまわりと言えばTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTアベフトシなんだけど、ひまわりの花言葉は「憧れ」「あなただけ見つめる」らしくて、この花言葉が世界一似合うな〜となった。7月が命日の男。ファンがお墓にひまわりとかギネスビールとか、あべくんが好きだった諸々をそなえていくというのがめちゃめちゃいいなーとなった。

生者が死んだ人を思う時、天国ではその人の周りに花が降る。という話がTwitterではちゃめちゃにRTされてるのを見て、今頃あべくんは花に埋もれてるんだろうなあと思った。

 

花束といえばカルチャーなので、カルチャーのリンクを貼って終わります。

花束かかえむかえにきてよ 花束すててつれていってよ

これをチバユウスケが書いたって、なんかたまらない気持ちなるよな。ひらがななのがまた良いよな。

 

ちなみにタイトルはASIAN KUNG-FU GENERATIONのレインボーフラッグから引用です。

"野道に咲き誇るりんどう 川べりの孤独に鮮やかなヴァイオレット 花びらの側で足を休める合間を風が駆け抜けるよう/胸を張って進めよ 迷い人"